英語学習、学びの転換期。成長の兆しを感じる生徒の事例

今日は、小学高学年男子が英語コミュニケーション能力をぐんぐんアップしてきたという素敵な事例を取り上げます。
担当の外国人教師:アシ二先生が彼のレッスン後に彼の成長を報告をしてくれます。

今日は学校で何の教科を学習をしたか。自分の好きなこと。友達のことなどなど。
このような変化は、本人の内面で何かが大きく動いた証と捉えることができます。以下のような観点からその生徒の変化を読み解くことができそうです。

まずは、成長の兆しとしての態度面の変化です。以前は、ふざける態度も見受けられましたが、実は自信のなさの裏返しだったのですね。英語に対する理解が深まり、「話せるかも」という自信がついた可能性があります。そして、 目的意識をしっかり持つようになったということです。英語を使って何かを達成したいという目的が芽生えたのかもしれません。例えば、将来の夢や憧れの人物との会話など、具体的な英語学習の動機ができた可能性があります。さらに、教師との関係性の変化もあげられます。外国人教師との信頼関係が築かれ、「この先生と話したい」「通じる楽しさを感じた」といった感情が行動に結びついた可能性もあります。

このような態度面と心理面は表裏一体だとすれば、内面にも変化があったのかもしれません。中学進学も考え始めています。そして、 思春期でもあり、年齢的に自己表現や他者との関わり方に変化が出る時期でもあります。自分をどう見せたいか、どう評価されたいかという意識が高まることで、積極性が出てきたと考えることもできますね。 友達や家族、周囲からの影響も大きいですね。そして、メディアなどからの刺激で「英語ってかっこいい」「話せるとすごい」という価値観が本人の中に根付いた可能性もあります。

このような学びの転換期は、彼の成長の証であり、学びの質が変わった瞬間だととらえ、今後の成長を見守っていきたいと考えています。小学低学年から継続して通っていたことが、本人の中で「居場所」や「安心感」になり、挑戦する勇気を後押しできたとしたら、指導者としてこれほどうれしいことはありません。今後はその意欲をさらに引き出すような関わり方――例えば、本人の興味に寄り添った会話テーマの提供や、達成感を感じられる機会づくり――が鍵になると考えています。

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