先生たちの願い・・それは、「生徒の皆さんに素晴らしい人になってほしい」ということ。

こんにちは。
今日は、凍えるように寒い日となりましたね。新しい年を迎え、元気に教室に皆が戻ってきました。とてもうれしいことです。そして、皆さんに私からメッセージ「新年のごあいさつ」を発信させていただき、今年の教育の方針についてHPやフェイスブックにてお伝えいたしました。また本日より文書でも皆さんにお伝えできればと考えています。合わせまして、本校の学習教室の先生(野々山講師、上野講師)によるあいさつ文も配信されました。下記、参考までに添付させていただきました。わたくしと同様に、生徒の皆さんに前進して欲しいと願っています。そのためには、自らを律していただく厳しい姿勢も大切であることが語られています。

新年のご挨拶(学習教室講師)

新年を迎えた生徒の皆さんはどのようにお過ごしでしょうか。いろいろな気持ちを抱いておられることと存じます。我々日本人教師は、さらなる学習サポート体制を検討しているところでございます。生徒の特性を見極め、主体を起こさせる教育をすることは、試行錯誤の連続です。

新たな年へ出発するにあたって、学習において重要なことは何なのかを考えてみました。それは「学ぶ」を含めたあらゆる人間活動の根幹となる人間精神の育成です。このことはメイクウェイの教育理念にも見出されます。

『教育理念1.人間教育:「敬愛の心」「感謝の心」「自尊心」を育て、社会に貢献できる人間を育成します。』 

人間は一人で生きていくことができない存在です。そのため他者のことを理解し、言動でその念を示すという姿勢は欠かせません。これは、「先生だから」「年上だから」「目上だから」という一見もっともらしい理由から生まれる態度ではありません。メイクウェイはある種の小さな「社会」です。幼稚園児から高校生まで、大人も子供も、日本人も外国人も一か所に集まり、教室を作り上げています。メイクウェイが掲げる「小さな教室 広がる世界」という言葉が想起されます。「小さな教室」と社会・世界を紐帯するものといえるでしょう。したがって、今の私、成績がいいから!楽しく勉強できているから!という理由で、他者への配慮と感謝をおろそかにしてよいことにはなりません。このことは片時も忘れないでほしいと切に願います。

なぜ新年からこのような仰々しいお話をするのかと申しますと、メイクウェイにおける学習の意義を保護者の皆様・生徒さんと共有する一つの節目となる機会と捉えているからであります。以下、耳の痛い話が続きますが、これは断じて生徒や保護者を責め立てる趣旨でもなければ、現在のすべての生徒さんに当てはまるとも考えていません。保護者の皆様におかれましては、最後まで目を通していただき、御子さんを頭ごなしに責め立てるのではなく、まずは「メイクウェイでこんなことがあったらしいんだけど、○○は誠実な態度で学習できているかな?」と問いかけることから始めていただけますと幸いです。その問いかけを通じて、生徒が自らの言動を自省し、改善していこうという内なる流れが生じることを期待します。メイクウェイの生徒さんは皆、前向きな志向を持ち、他者への寛容さをしっかり身に着けるポテンシャルがあると信じております。無論、先生・スタッフもより心地よい学習環境の整備に努めてまいります。皆でよりよい教室を作り上げていけるよう、一歩一歩前に進んでいきたいと存じます。

さて、以上を前提に、昨今の教室状況の報告と注意喚起を申し上げます。昨年来、教室の下の階で働かれている方々から、キャンディの包み紙が階段のところに落ちている、あるいは、階段を騒がしく昇り降りしている、などの声が寄せられました。関連して、自転車で来塾する生徒について、所定の自転車置き場に駐輪しないことで、ビルの関係者に迷惑をかけてしまっていることがあります。常に相手立場にたって社会のルールやマナーを考えた行動をお願いします。次に、教室内部のことについてです。例えば、床に寝転ぶ、机の上に足を乗せる、立ち上がる、お友達や先生を叩くなどの行為があります。そのほか、大きな声で勉強と無関係な雑談を長時間行う、ホワイトボードに落書きをする、床に鞄や上着を無造作に広げて置く、など枚挙にいとまがありません。100%集中モードで勉強することを求めていません。途中で休憩しリラックスしながらペースを調整することは、望ましく歓迎されるべき勉強スタイルだと考えます。そのような柔軟さをもった勉強が歓迎される事がメイクウェイの一つの魅力なのかもしれません。しかし、それは自由に遊んでよいということではありません。自分の行動が学校や他の習い事ではどのように受け取られるのかをよく考えてほしいと願います。また、言動面でも看過できない振る舞いが時々見受けられます。外国人の先生やお友達に対して、ある種の誹謗中傷と受け取られかねないような、からかいの言葉を耳にすることがあります。

メイクウェイには、たくさんの友達、先生がいます。皆、気持ちをもっている同じ人間なのです。自分がされて不愉快に思うことは、相手もきっと不愉快に感じるでしょう。また、自分は不愉快に感じないからといっても、相手からは違う受け取られ方をされることも往々にしてあります。まずは、自分の言動がどのように受け取られるかなと気にするところから出発して、徐々に周りの人への配慮を意識して欲しいと思います。良好な人間関係を育んでいけるよう、子供たちが自ら主体的に意識して実践されることを願います。さらに、積極的に生徒や先生を不快にさせるケースではありませんが、関連して思うところといたしましては、挨拶や言葉がけに対して素っ気ない態度をとる生徒が時々見られることがあります。緊張しているのか、単に話しかけてほしくないのか、その真意は量りかねますが、言葉がけをする側も実は勇気をもってアプローチをしていることがしばしばです。勇気をふり絞って話しかけてもスルーされてしまうと、さすがに落ち込んでしまいます。先生だって人間なのです。全部に対して真摯に応答することを求めているのではなく、時々でも、何かしらのリアクションをしてくれるとお互いの関係を少しでも深めて、より充実した学習、ひいては、人間精神の涵養につながると信じます。

長くなりましたが、以上、我々の願いをお伝えし、共に成長していけることを願って新年のご挨拶とさせていただきます。本年もどうぞ宜しくお願い致します。

メイクウェイスタディセンター

学習室講師 野々山 陽・上野暖登

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